2010年01月08日
高速道路無料化を考える
今年のお正月も高速道路は凄まじい混雑だったようですね。
政府は今年、「高速道路無料化」に向けた社会実験として「どこまで走っても〇千円」などという事を始めようとしています。
こんな事を税金で補っていいのでしょうか?

時々この問題について無性に書きたくなってしまう私ですが、先日ニュースでJAFが出動する様子が密着レポートされているのを見て改めて疑問を持ったのでついついまた。
映像には、「P泊していてライトを消し忘れてバッテリーが上がった。」「PAに入ろうとしたら渋滞で接触した。」など。
中でも多かったのが「ガス欠」らしい。
SAのガソリンスタンドも経営がうまくいかずどんどん減っている中で、渋滞やP泊時の燃料消費でガス欠を起こす車両が増えているそうだ。
JAFも大変でしょう。
今や、自動車保険にロードサービスがついていて、純粋にJAFに加盟する人は減少しているでしょうし。
「普通車の休日特別割引1000円」から、普通車以外の車種にも適用され「どこまで走っても・・・」などという仕組みが作られれば、SAやPAではエンジン掛けっぱなしで駐車する車両が増大するのは目に見えているでしょう。
一旦下りればその恩恵が受けれなくなる訳ですから。
これこそ二酸化炭素をまき散らかす事を助長するばかり。
高速1000円は「経済効果を生む」というのは実はそうでもないような話を聞きました。
私の住む町には道後温泉があります。
それは「坂の上の雲」で注目を浴びる(龍馬伝に押されていますが)松山市の観光の中心。

そこの老舗旅館の方と話していたら、「1000円効果は宿には貢献してないんですよ。」と言う。
道後は温泉街の真ん中に市営の本館があり、その周りに宿が立ち並びます。
本館の入場者数は増えたようですが、泊まる客は減ったというのです。
みんなP泊しているのか?
多分安いビジネスホテルが増えたので、そのあたりの影響もあるのでしょうが、それにしてもあの本館前の入浴を待つ長蛇の列からして想像できません。
高速料金を安くあげても、今の経済状態ではその浮いた分を他へ回す気にはなれないのでしょうか?
また、その方は「土日に客が集中してしまって人の手配と配置に苦慮する」とも。
多くのホテルは駐車場整理や接客のために土日に人を多く配置しなければならないけど、その人たちは平日は用無し状態。
要は、土日に人が集中して平日はガラガラという事。
四国はおもてなしの国。
そう、遍路の国。
過剰に人が集まるとどうしても客に対しサービスに穴が開いてしまいます。
経済効果を生むはずが、よく検証してみれば実態は違ったのではないのか?
話は戻るが、「どこまでも・・・」というのはよくない。
そう、人間にもクルマにも限界があります。
皆、遠くへ行きたい。
ならばより遠くへ行ったものがその代償を支払うべきではないでしょうか?
これからは、ガス欠を避けるために一旦高速を下りる勇気が日本国民に求められます。
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政府は今年、「高速道路無料化」に向けた社会実験として「どこまで走っても〇千円」などという事を始めようとしています。
こんな事を税金で補っていいのでしょうか?

時々この問題について無性に書きたくなってしまう私ですが、先日ニュースでJAFが出動する様子が密着レポートされているのを見て改めて疑問を持ったのでついついまた。
映像には、「P泊していてライトを消し忘れてバッテリーが上がった。」「PAに入ろうとしたら渋滞で接触した。」など。
中でも多かったのが「ガス欠」らしい。
SAのガソリンスタンドも経営がうまくいかずどんどん減っている中で、渋滞やP泊時の燃料消費でガス欠を起こす車両が増えているそうだ。
JAFも大変でしょう。
今や、自動車保険にロードサービスがついていて、純粋にJAFに加盟する人は減少しているでしょうし。
「普通車の休日特別割引1000円」から、普通車以外の車種にも適用され「どこまで走っても・・・」などという仕組みが作られれば、SAやPAではエンジン掛けっぱなしで駐車する車両が増大するのは目に見えているでしょう。
一旦下りればその恩恵が受けれなくなる訳ですから。
これこそ二酸化炭素をまき散らかす事を助長するばかり。
高速1000円は「経済効果を生む」というのは実はそうでもないような話を聞きました。
私の住む町には道後温泉があります。
それは「坂の上の雲」で注目を浴びる(龍馬伝に押されていますが)松山市の観光の中心。

そこの老舗旅館の方と話していたら、「1000円効果は宿には貢献してないんですよ。」と言う。
道後は温泉街の真ん中に市営の本館があり、その周りに宿が立ち並びます。
本館の入場者数は増えたようですが、泊まる客は減ったというのです。
みんなP泊しているのか?
多分安いビジネスホテルが増えたので、そのあたりの影響もあるのでしょうが、それにしてもあの本館前の入浴を待つ長蛇の列からして想像できません。
高速料金を安くあげても、今の経済状態ではその浮いた分を他へ回す気にはなれないのでしょうか?
また、その方は「土日に客が集中してしまって人の手配と配置に苦慮する」とも。
多くのホテルは駐車場整理や接客のために土日に人を多く配置しなければならないけど、その人たちは平日は用無し状態。
要は、土日に人が集中して平日はガラガラという事。
四国はおもてなしの国。
そう、遍路の国。
過剰に人が集まるとどうしても客に対しサービスに穴が開いてしまいます。
経済効果を生むはずが、よく検証してみれば実態は違ったのではないのか?
話は戻るが、「どこまでも・・・」というのはよくない。
そう、人間にもクルマにも限界があります。
皆、遠くへ行きたい。
ならばより遠くへ行ったものがその代償を支払うべきではないでしょうか?
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